脂肪吸引、それはダイエットで苦しむ人にとっては夢のような言葉です。脂肪をサクッと取れたらどんなに楽だろうと思うほど、脂肪というのは簡単につくくせになかなか取れてくれません。しかし、実際のところ、脂肪吸引という言葉は良く知られているものの、実際にどんなものかまではあまり知られていないと思いますので今回ご紹介したいと思います。
脂肪吸引とは、脂肪吸引専用の管などの器機を用いて、脂肪細胞を吸収する施術になります。脂肪吸引で吸引される脂肪細胞は、下腹部や臀部に多い白色脂肪細胞です。白色脂肪とは、まさにあのイメージする脂肪のことを言います。体内で過剰になったエネルギーを中性脂肪に変えて貯えたものこそが、あのいわゆる脂肪になるのです。特に下腹部、臀部(でんぶ)、大腿(だいたい:太もものこと)、背中、上腕(腕の上側)に多く存在します。大抵太った人に共通して大きい場所ばかりです。ムチムチぐらいならまだかわいいもので、本当に白色細胞を蓄えた人になると何が入っているのかと思うぐらい醜く膨らみます。白色細胞は、やっかいなことに食べ過ぎや運動不足で細胞が大きくなったり増えたりします。白色細胞を過保護にした結果がその太った姿なのです。
そんな脂肪を吸引する方法は、陰圧式脂肪吸引法、ベイザー脂肪吸引法、ライポマティック脂肪吸引法、ピンポイント法など様々です。方法によって価格が変わりますが、全部を説明するにはかなり長尺が必要なので今回は割愛させて頂きます。
そんな脂肪吸引のメリットは、なんといっても白色細胞ごと無くしてくれることです。まず、部分的に一気に痩せることが可能で、また細胞自体を取り除くためリバウンドの可能性が低いことも特徴です。よって太ればまた脂肪吸引をすればいいやという考え方は半分ぐらい間違いで、脂肪吸引することで太りにくくなるという二次作用があるということを覚えておきましょう。
また、デメリットですが、これについてはこちらの「脂肪吸引のよくある失敗」というサイトをお読み抱く方がいいでしょう。どういう失敗が想定され、どういうクリニック選びをすることで回避できるかが非常に良くまとまっているサイトです。そもそも、情報提供が有識者である現役ドクターになりますので、そこいらの怪しいサイトよりも適切かつ分かりやすい情報が満載です。
太っている人はすぐに「体質」という言葉で正当化をします。確かに体質はありますが、このような痩せ方もあるので本当に困っているのであれば検討してみるのもいいでしょう。ただ、何もしないで体質のせいにしているのであれば、少しはダイエットの努力をしてみるといいでしょう。食べる量を減らして動く量を減らせばいいのですから理屈としては簡単なはずですよ。